ABE Initiative


新着情報

2019/07/08


日之出産業株式会社にて、修了時インターンシップ報告会が開催されました。

 



 

2019年5月24日、日之出産業株式会社(以下「日之出産業」と称する)にて3名のABEイニシアティブ研修員(以下「ABE生」「研修員」と称する)による修了時インターンシップ報告会が開催されました。

 

今回日之出産業にお世話になった3バッチの研修員は、

Mathabatha William Nkoanaさん(南アフリカ/筑波大学)、

Njaratiana Faniry Adrien Rakotoariveloさん(マダガスカル/帯広畜産大学)、

Chaimaa Mribetさん(モロッコ/東北大学)

です。

 

2016年からのべ31人のABE生を受け入れてきた日之出産業。同社の高度な水処理技術の評判はさることながら、その充実した研修内容と藤田香取締役をはじめとする社員の方の面倒見の良さから、毎年多くのABE生からインターンシップの応募が殺到します。

 

3名の研修員は、前回のインターンシップでは分析業務や水質検査、汚泥処理試験等を、今回の研修ではこれからのネットワーク構築とビジネス化を中心に、アフリカ各国における水処理の課題解決に取り組みました。

2カ月にわたるインターンシップの集大成にあたる発表のため、研修員たちは前日の深夜まで念入りに準備をし、報告会に臨みました。本報告会では主に南アフリカに焦点を当て、水資源分野の市場を分析し、経済状況を踏まえたうえでより良いビジネスモデルの形成を目指しました。

 

トップバッターとなるNkoanaさんは、インターンシップ中に実施した施設見学や会議の概要について発表しました。

 

Nkoanaさん

 

Rakotoariveloさんはビジネスパラメーターを提示し、経済的魅力などのカテゴリーから、排水処理の分野における市場の開拓について、マダガスカルと比較しながら戦略的に説明しました。

 

Rakotoariveloさん

 

Mribetさんは、南アフリカについて、インフラに強く投資が増えつつあるが、依然として水不足の問題が絶えないことを指摘しました。

 

Mribetさん

 

最後には、企業側は投資や進出をするのにふさわしい南アフリカのような国を見極め、政府や現地の住民との協力体制のもと、緻密な市場調査を実施すべきであるとまとめました。

 

RakotoariveloさんはABE生の意義として、日本とアフリカのつながりを深める役割があることを挙げ、日本での就業体験により培ったノウハウ、例えばコミュニケーション力や人道精神などを、今後のお互いのビジネスネットワークの拡大に役立てたいと語りました。Nkoanaさんは、日之出産業の専門性をショッピングモール等の食料廃棄水分野に活用するなど、ローカルな市場にも注目してはどうかと提案しました。

 

また、TICAD7が近日開催されることもあり、横浜市経済局工業技術支援センターの協力のもと、研修員がメインのPRビデオが今回初めて作成されました。これは日之出産業のウェブサイトやyoutubeにも掲載予定とのことです。

 

 

 

 

ビデオの中でMribetさんは、「働くことでより深めることができた経験や知識を、アフリカの汚水処理の現場に共有したい」と、Rakotoariveloさんは「日本とアフリカで手を組み、持続可能な環境協力の達成のためにお互いに良いパートナーとなりましょう」と述べました。そしてNkoanaさんは「ABE生として現地で働く貴重な機会を与えてくれた日本と日之出産業にお礼を言いたいです」と、感謝の気持ちを言葉に表しました。

 

報告会後の懇親会では、「家族のように接してくれた日之出産業の皆様、本当にありがとうございました」と、3名とも涙ながらに別れを惜しみ、アフリカ開発の明るい未来のため、それぞれの道へと第一歩を踏み出しました。

 

 

 

 

日之出産業株式会社ウェブサイトはこちら

http://www.hinodesangyo.com/

 

 

 

日本国際協力センター 留学生事業第二部

佐藤優衣 記

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